1

昨今は、英語学習の早期化が話題ですが、子どもの学力を伸ばすことに関して教育関係者が一番大事にしている科目は国語です。
それは国語力が全ての学力の土台となるからです。
その国語力を伸ばすには家庭、とくに親の責任が大きいと言われています。

そこで、今回は、花まる学習会の高濱正伸さんの著書『国語の力を親が伸ばす』を参考に、子どもの国語力の芽を摘んでしまう親のNG行動を3つ紹介します。

 

 

 

 

■1:子どもに言葉で表現させない
<国語という教科は、子どもが経験の中で主体的に勝ち取る部分がすごく大きいのです。
それを考えると、親は子どもに多くの経験をさせてあげることと、その経験を言葉で表現させることをいつも心がけてほしいと思います。>

テストの点数を上げるような指導は親としては限界があると思いますが、こと国語という科目に関しては、普段の生活体験と、それを表現する、という日常生活の延長に存在する科目のようです。

ましてや、この学力が全ての科目の土台、ということでもあるので、ぜひ実践してみて下さい。
そして、子どもが経験したことを言葉で表現している時、親はちゃんと話を聞いてあげてください。

 

■2:親のほうがしゃべりすぎる
<親は「そうか、そうか、そうなんだ」と言って、ただ聞いてあげるだけでいいのです。
子どもにできるだけ多様な経験をさせてあげて、その話をよく聞いてあげる。
そういう意味でも、聞き上手のお母さんは子どもの国語力を自然に上げていると言えるでしょうね。>

しゃべりすぎなママは、子どもの国語力の芽を摘んでいます。
自分で質問しておいて、自分で答えてしまうようなママのことですね。

こういったことが続いていると、子どもはだんだん無口になってしまいます。子どもは考えながらしゃべります。
これは脳を働かせているので、とても大事な時間だそうです。
ぜひ、お子さんの話を待って聞いてあげてください。

 

■3:挨拶をしっかり教えない
<あいさつを交わして、そこからコミュニケーションが始まる。
だから、あいさつができないと、コミュニケーションができません。そうなると社会へ出て行けないということにもなります。
子どもの将来を考えて、しっかりしたあいさつを習慣にすることに、ぜひ親としてこだわってほしいですね。>

これは、国語力というより、基本ですね。
ただ、やっぱりこういった基本ができているから、社会の一員として認められる、ということなのでしょう。
最低限、このあたりは学校まかせにするのではなく、親がきちんと教えていきたいですね。

 

以上、子どもの国語力を伸ばすために”親がしてはならないこと”をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。


国語力が学力の基本なので、まずは、ここにあげた3つのことはさっそく改めてください。
子どもの学力もメキメキ向上するはずです。

 しゃべりすぎママはダメ!子どもの国語力をつぶす親のNG行為3つ
http://news.livedoor.com/article/detail/8871334/