1

むかしから、似たもの夫婦は仲がいいっていいますよね。
実際に『Menjoy!』でも、ひとは最初から 自分と顔が似ている相手をパートナーに選んでいるなどの事実を、紹介してきました
(「“夫婦は顔が似てくる”は間違い!そっくりカップルが生まれる意外な真相」、「やっぱり!“好きなものが似ているカップルは上手くいく”その理由とは」)。


そして今回、ウィスコンシン大学マディソン校のクリスティン・シュウォルツ氏らによる最新の研究によって、顔や嗜好だけではなく、学歴という要素も夫婦関係に影響するということがわかったんです。


いったいどういうことなのでしょうか。
『American Sociological Review』に掲載された論文をもとに、紹介します。

 

 

 

 

■学歴が似ている

シュウォルツ氏らが、2000年から2004年に結婚した夫婦を調査したところ、学歴(教育レベル)が同じ夫婦は、夫のほうが高学歴の場合の夫婦に比べ、離婚率が1/3も少ないという結果があきらかになったんです。

同じレベルの学歴だからこそ対等な夫婦関係のなかでお互いを理解することができ、ケンカなどを防げているのではないかと考えられます。

そして、学歴が同等だと、価値観や考え方が似ていることもありますよね。
もし、同じ大学や高校の出身だったらなおさらのことです。

 

■学歴と就業

もちろん、以前であれば「男性が外で働き、女性が家を守る」という考えがありました。
これは、日本もアメリカも変わりません。

ですが、最近では、男女共働きの考え方が男性たちに広まっています。
そして、実際に妻である女性たちは、学歴を得ることで様々な仕事ができるようになりました。

これは、昔の日本でも「女性が働くことで働く苦労を知り、夫である男性の気持ちがわかるようになる」といわれていたのですが、男女共働きによっても、価値観や考え方などが類似し、お互いを理解しやすくさせるとも考えられます。

 

いかがですか。
学歴というと、少し抵抗を感じるひとがいるかもしれません。

ですが、結局のところ学歴によって得る価値観や考え方の類似が、夫婦円満に影響しているのかもしれません。