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コンビニなどでお馴染みのタマゴサンド。
サンドイッチの定番商品だが、実は白身だけでつくられているタマゴサンドが存在するという。

 


「タマゴサンドは白身と黄身が交じり合っているのが普通です。でも、最近は白身を黄色く着色して、黄身に見せかけた100%白身のタマゴサンドも存在します」
そう語るのは、近著『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』がベストセラーとなっている河岸宏和氏だ。

通常、タマゴは卵黄のほうが市場ニーズが高いため卵白はどうしても余ってしまう。
だが、その白身を、廃棄するのはもったいない。
そこで、余った白身を着色し、黄身に見せかけてタマゴサンドに使っているのだ。

「こういった白身タマゴサンドはまったくタマゴのおいしさがありません。また、ボソボソしているので、食感からわかる場合もあります。でも、一番簡単なのは、黄身に見える部分を軽く摘んで、指で押し潰してみる方法。本物の黄身ならば難なく潰れますが、白身を使っている場合は弾力性があるのでなかなか潰れないはずです」

<取材・文・撮影/SPA!外食店取材班>